非日常を感じる空間で、新たな暮らしの始まりを

ご主人が他界されたことをきっかけにリノベーションを思い立ったM様。
息子さんと愛犬と暮らすご自宅には、ご主人の趣味の部屋であったガレージがそのまま残っていました。改めて感じる家族との絆と、「これから前を向いて生きていく」という奥様の強いご意志のもと、リノベーションが始まりました。
歳を重ねる将来を見据え、2階にあったリビングを1階のガレージがあった場所へ移動しました。本を読む機会が多いというM様のために、リビングには埋め込み型のゆったりとしたソファを特注で製作しました。壁付けのルイスポールセンのウォールランプ「PHハット」が空間をやさしく照らし、シェードの角度を調節することで、手元を照らす読書灯としての機能も果たします。また一緒に暮らす愛犬のために、リビングの床はお掃除のしやすいタイルにしました。
グリーンのタイルが印象的なキッチンはオーク無垢材の温かみを感じる空間に。テーブルを円卓にすることで動線に丸みができ、やわらかい印象のお部屋になります。
2階は吹き抜けのある開放的な空間に。ここは奥様の寝室で、大きな窓からは昔の暮らしを思い出すとお話ししてくださった桜の木を眺めることが出来ます。
ご家族が集まる時間はもちろん、「自分の時間も大切に出来る」お家になりました。